好きだったりするんだが、このジャンルってハズレが多いのも事実で、昔だと『レジェンド』とか、『ミラクルマスター』とか。まあ後者はタニア・ロバーツに免じて許すが。
最近では『ハリーポッター』と『ロード・オブ・ザ・リング』の大当りに習えと、大物原作がどんどん投入されているようだが、結果はキビシーですな。
『ナルニア国物語』『エラゴン』と壊滅的な出来栄えで、『ゲド戦記』に至っては、色々な意味でもう論外。
さて、その様な中、それなりの覚悟で制作したんだろうな、え?という期待で、行って参りました『ライラの冒険』。
うーむ。
一言で言うと中途半端なんでしょうなあ。
相当説明を要する設定なんだが、説明をすると筋を語る暇が無く、筋に力入れると説明が疎かになって解り難いという、制作&監督サイドの苦心が見て取れる、そういう意味に於いては誠実な映画だ。
未読なのではっきりと言えないが、恐らく原作は相当に形而上的問題を扱っていると思しい。それを映画的には2時間の中でファミリー向けに間引き、圧縮せざるを得ず、勢い浅くなってしまうのも詮無いか。
期待が大きかっただけに残念。
しかし、これを観てて『デューン』を思い出した。興行的には大コケしたが、個人的には好きな映画の一つ。
リンチ先生は、説明も筋を語るのもそこそこに、世界観を見せる事に腐心した。お陰でよく解らないが、なんだが映像的には堪らない映画が出来上がった。戦略的には正しいと思うんだがなあ。
筋が解んなくても観せる位が映画としては正しいと思うぞ。




