それでも観ながら「この辺りで内蔵かな」とか「こいつがもの凄い変態なんじゃないだろうか」とか、ついついあらぬ期待をしてしまいます。
結構人が死にますが、その死に方も頭が爆ぜたり、消化液で溶かされたり、ミョーな銃で撃たれたりする訳でもなく、正当派の暴力で死にます。
主人公は、一寸コスプレしたりはしますが、普通に奥さんに欲情して、普通のセックスしてます。車に欲情したりはしません。
クローネンバーグは、何か普通にやれるぞって事をアピールしたかったんでしょうか。或いは、禁じ手だらけの雁字搦めの状態をマゾヒスティックに楽しんでいたんでしょうか。
個人的には、後者であってくれると嬉しいのですが、別にそういう訳では無く、こんな映画も撮ってみたくなったんでしょうね。
普通に面白いので、クローネンバーグ作品だと判った途端に落胆するという、なんだか変な映画です。くどい様ですが普通に面白いので、普通にお奨め出来ます。



